0〜妊娠4週まで(無影響期)
この時期はまだ、受精もしていない可能性もある時期です。この期間は受精卵に異常があったとしても、完全に修復されるか、流れてしまうといわれています。
ただ、長期に体内に残る薬剤には注意が必要です。(風疹ワクチン、シオゾールなど)
妊娠4週〜妊娠8週(絶対過敏期)
この時期は胎児の中枢神経、心臓、四肢など重要な器官が形成されるので、最も薬に過敏な時期です。
この時期の薬の服用には十分気をつけてください。
※4週だと、妊娠に気付いていないことも多い時期です。妊娠の可能性のある方、生理が遅れている方は要注意です!
妊娠8週〜妊娠16週(相対過敏期)
胎児の重要な器官の形成は終わっていますが、性器、口蓋の閉鎖などは続いていますので、引き続き注意は必要です。
妊娠16週〜出産まで(潜在過敏期)
薬剤によっての胎児への影響は出にくい時期ですが、胎児の機能的発育には注意が必要です。
アルコールの多量摂取で新生児に精神発達異常が起きるなど報告されています。鎮痛剤(ロキソニン、ボルタレンなど)で分娩遅延なども報告されています。
もちろん、服用量、服薬期間が長いほど影響が出やすくなります。
飲み薬よりは、点鼻薬や吸入薬の方が影響が少ないので、場合によっては剤型を変えるのも有効です。
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